大学生活をより充実したものにしてくれるサークル活動。同志社大学にも様々なサークルがありますが、どこにどのように入ればいいのか分かりづらい部分もあります。某団体で会長を務めた経験もある同志社OBの私が、サークル選びを解説します。
サークルの探し方
まずは同志社大学でのサークルの探し方を説明します。
大学公式「D-Live」を活用しよう
大学が運営している「D-Live」というサイトがあります。このサイトを見れば、同志社大学に公認、もしくは登録されたサークルを一覧で確認できます。
おおまかな活動内容や部員数などの情報が分かります。
部活とサークルの違い
D-Liveでも別々に掲載されていますが、体育会の「部活」とサークルは全く別物と言ってもよいでしょう。
「部活」は、勝つことを目標にガツガツと一生懸命ストイックに活動する組織で、高校までの運動部と同じようなイメージを持つといいかもしれません。ハードに練習します。学生生活を捧げるくらいの覚悟が求められる場合も少なくありません。
それに対し「サークル」は、どちらかというと楽しむことを目的として、緩い感じの活動をします。もちろん、部活と同様に練習に打ち込んでいる団体も多くありますが、部活と比べると全体的に「緩い」です。
文化系は基本的にサークルしかありませんが、運動系は同じ種目でもサークルと部活両方ある場合も多いです。どちらか自分に合いそうな方を選んでください。
サークル選びに迷ったら
多種多様なサークルや部活があるので、どれに入るか悩むと思います。選び方のコツを紹介します。
オリテ期間中に見学に行こう
D-Liveを見て自分の興味を持てそうな活動をしているサークルを見つけたら、ぜひ見学に行ってください。出来れば4月第一週(入学式~講義前)のオリテ期間中が良いです。
オリテ期間中はキャンパスに各サークルがブースを出して、そこで直接話を聞くことが出来ます。また、新歓イベントとして花見や京都観光、あるいは活動見学などをしている団体も多いので、ぜひ見学しましょう。
似たようなサークルを比較するコツ
サークルは活動内容も大事ですが、どんな人がいるのか、という点も大事なので部員の様子を見る上でも大事です。 なので、やはり実際に見学して見比べるのが良いです。
例えば「テニスサークル」は学内にいくつもあります。ですが団体ごとにカラーが異なり、真面目な感じの人たちが一生懸命テニスに打ち込んでいる団体もあれば、「俺たちテニスしないよ!」とチャラい感じの人が勧誘しているサークルもあります(実際に耳にしたことがある)
自分が求めているところに近いサークルに入ると楽しいと思います。
注意点も
サークルに入る上で注意したいのが、サークルを偽装した「宗教勧誘」です。
今の新入生が生まれる前の話ですが、地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教は全国の大学で「ヨガサークル」などと称して人を集め、信者を増やしていきました。
同志社でも入学時に大学側から、宗教勧誘への注意喚起がされていますが、くれぐれも注意してください。私も大学前で某キリスト教系新興宗教の勧誘を受けたことがあります。
基本的には大学から公認された団体、あるいは登録を受けた団体なら安全です。オリテ期間中ならブースを出しているか、が見分けるポイントです。
二回生以降のサークル探し
ここまで主に新入生向けの解説をしてきましたが、二回生以降のサークル探しについても触れておきます。
途中入部歓迎のサークルも多いです
二回生以降でもサークルに入りたいと考える人は多くいるようです。実際、私が所属していたサークルでも、2回生以降に入部してくる部員が少なくありませんでした。
二回生以降も入部OKというサークルも多いですし、特に部員数が少ないところは大歓迎してくれるので、勇気を出して飛び込んでみましょう。オリテ期間中が一番入りやすいですが、そうでない時期でも大丈夫です。
サークルの公式サイトやTwitterなどでコンタクトを取って、活動を見学させてもらうのがおすすめです。D-Liveにも連絡先が記載されています。
就活とサークル
最後に、就活とサークルについて、就活を通過した立場から紹介します。
サークルによって有利不利はあるのか
主に体育会の部活が「就職実績」をアピールして勧誘活動を行っています。確かに体育会を最後までやり抜いた場合は、就活でわずかに有利に働くでしょうし、輝かしい戦歴を残せたら強い「武器」になります。
ただ、サークルについては何に所属していようが、有利不利ということは無いでしょう。自分の好きなものをやればいいです。一生懸命打ち込んだ「経験」こそが、結果として就活で武器になる可能性はあります。
多くの企業がエントリーシートに所属していた部活やサークルを記入する欄を設けています。なので「無所属」だと、少し不利に働くかもしれません。
また、サークルなどで活動しておけば、面接で語れるような「エピソード」を作りやすくなるので、その点でもサークル活動は就活において有利に働くと言えるかもしれません。もっとも、サークル以外の何か個人的な活動でも何かあれば良いですが、無いと苦労します。