一人暮らしを始めるにあたって買い揃える家電製品の選び方を解説します。
必要な家電製品一覧リスト
まずは用意すべき家電製品の一覧をリストにまとめます。
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 洗濯機
- 掃除機
- パソコン
- WiFiルーター(固定回線を利用する場合)
- 照明器具(備え付けが無い場合は)
- ガスコンロ(備え付けが無い場合は)
- 炊飯器(持たない人もいる)
- テレビ(持たない人も少なくない)
- ドライヤー(男子は持たない人も多い)
- 扇風機(暑くなってから買えばOK)
- こたつ(テーブルも兼ねて購入検討)
- たこ焼き器(リア充ライフの必需品)
必要度が高いものをまとめました。他にも電気ケトルやトースターを買う人もいますが、他のもので代用できるのでマストではありません(トースターについては電子レンジにトースター機能が付いているものがある)
家電製品の選び方
同志社大学に入学して一人暮らしを経験した私が、家電製品の選び方や購入時の注意点をまとめます。なお、楽天で買える一人暮らしにおすすめの代表的な家電製品のリンクを貼っているので、参考にしてください。リンク先のジョーシンは関西で有名な家電量販店で、大型家電の設置サービスも付けられます(一部有料)
冷蔵庫
冷蔵庫と冷凍庫機能が付いた、2ドアタイプの150L前後の容量のものが大学生の一人暮らしの「定番」です。私は毎日かんたんな自炊をしていましたが、この容量で過不足無く使うことが出来ました。友人などの家に遊びに行っても、全員が150L前後のサイズを使っていました。上に電子レンジを置けるタイプのものがおすすめです。
購入時の注意点としては、150Lタイプでも意外と大きいので購入したお店の設置サービスを利用した方がいいです。私は宅配便で玄関先で受け取り、自分でダンボール箱を開梱して1人で自力で設置しましたが、女子1人だとけっこう苦労すると思います。誰かに手伝ってもらえるなら「なんとかなる」レベルではあります。私の場合、エレベーターの無いアパートの2階だったので玄関先まで佐川急便に持ってきてもらうのも申し訳ない感じでした。自分でやる場合は床に傷を付けたりしてしまうリスクもあります。
あとは扉が右開き/左開きとあるので、新居の配置に合わせたものを選んでください。
電子レンジ
一人暮らしの必需品です。容量16Lくらい、1.5~2.5万円くらいのものを選べばOKです。トースト機能がついているものを使うと、トースターを置くスペースを節約できるのでおすすめです。一度にトーストを2枚焼くことができます。
注意点としては、電子レンジには東日本用(50Hz)と西日本用(60Hz)のものがある点です。西日本用の60Hzのもの、あるいは50Hz・60Hzの両方に対応しているもの(ヘルツフリー)を選んでください。東日本出身の方は地元の家電量販店で安いレンジを買うと基本的に50Hz対応(東日本用)になっているはずなので注意してください。私の観測範囲では同志社大学の卒業生の3割以上は東京を始めとする東日本で働くので、ずっと使い続けることを考えると50Hz・60Hz両方に対応しているものを選んでおくと長く使えると思います。
箱から出してコンセントに繋ぐだけで使えるので設置サービスは必ずしも必要無いですが、重量が10Kg以上あるので例えば背が低い女子が冷蔵庫の上に一人で設置するのは危ないと思います。
洗濯機
「縦型」で容量が「4.5~5Kg」のものが一般的です。それ以外の洗濯機を使っている友人や後輩は見たことが無いです。このサイズであれば洗濯は2~3日に1回でも大丈夫です。また、毛布なども頑張れば洗濯できます。
洗濯機にはドラム式もありますが、ドラム式は値段がかなり高くなります。乾燥機能が充実している点は「便利」ですが、一人暮らしであれば干す量も多く無いので、乾燥機能が無い縦型でよいと思います。
洗濯機に関しては排水などの接続もあるので、購入時に設置サービスを申し込むことをおすすめします。水漏れすると下の階の人に迷惑を掛けてしまうこともあります。設置サービスを利用すれば箱なども回収してもらえるので楽です。ただし早く申し込みをしないと設置が一人暮らしの開始に間に合わないことがあります。私は3月の上旬頃に地元の家電量販店で購入しましたが、設置が4月下旬となり数週間のあいだコインランドリーに通いました。
掃除機
コード付きの5千円以下で買える安いもので十分です。コードレスの方が便利ですが、一人暮らしの部屋は広くないのでコード付きでもそこまで大変ではないです。
掃除機は宅配便で購入して新居に届けてもらえばOKです。簡単に組み立てられます。ちなみに私は箒で掃除をしていましたが、半年くらいで面倒になり掃除機を買いました。掃除機の方がかなり楽です。
パソコン
スマホだけで大学生活を送ることは極めて困難なので、パソコンはマストで必要です。入学式を迎えたその日から、無いと不便をします。
パソコンの選び方は以下の記事でくわしく解説しています。難しいと感じる人は「同志社パソコン」の購入をおすすめします。
WiFiルーター
固定回線を利用できる場合は、WiFiを飛ばすためのWiFiルーターが必要です(アパートやマンションによってはWiFiが飛んでいる場合も稀にあります)
1人暮らしであれば部屋の面積も狭く、接続する台数も少ないので1万円以下のものを選べば大丈夫です。個人的にはNECのルーターがおすすめです。
ちなみにネット回線の開通工事は春先に混み合います。私は3月上旬頃に申し込みをしましたが、開通が4月下旬になってしまい、1ヶ月近くまともにネットが使えませんでした。
固定回線は料金も高いので、ポケットWiFiがおすすめです。
関連記事:自宅のネット回線はポケットWiFiにすると節約になる
照明器具
天井に付ける照明器具(シーリングライト)は部屋によっては備え付けでない場合もあります。契約したマンションやアパートに照明器具が付いているか不明の場合は、契約した不動産屋さんに確認してください。
シーリングライトは部屋の大きさに合わせて選びます。6畳の部屋では6畳用とあるシーリングライトを選んでください。最近はほとんどがLEDタイプなので選択の余地も無いですが、LEDタイプを買えば卒業するまでずっと使えるでしょう。
取り付けについてはかなり苦労する点だと思います。自信が無い場合は取り付けサービスを申し込めるお店で購入し、設置サービスを頼みましょう。私はキャスター付きの椅子の上に立ち上がり、親に椅子を押さえてもらいながら苦労して付けました。
ガスコンロ
物件によっては付いていない場合があります。付いていない場合は自分で購入しましょう。
ガスは都市ガスとプロパンガスがあり、ガスコンロもそれぞれに対応したものを選ぶ必要があります。また都市ガスもいくつか種類があります。今出川・京田辺とも大阪ガスの都市ガスを使える物件では「都市ガス13A」に対応したガスコンロを選んでください。プロパンガスのアパートではプロパンガス用のコンロです。
ガスの開栓のときにガス会社の人がガス管を接続してくれるので、それに間に合うように宅配便で新居に届けてもらい、設置場所にコンロを置いておきましょう。
炊飯器
男子で持っていない人を何人か知っていますが、ほとんどの人が買っています。買わない人は全く自炊をしないか、パックご飯を食べています(便利だが炊飯器で炊いた方が圧倒的に安いです)
「1.5~3合炊き」が一人暮らし用です。2合でお茶碗5杯分です。3合炊きは2人暮らしにも対応できるかなというサイズです。
お米にこだわりがある人は、3合炊きで「IH式」のものと買うとおいしくお米を炊くことが出来ます。値段は少し高くなりますが、1.5~2合炊きに多い「マイコン式」よりもおいしく炊くことが出来ます。3合炊きでもお茶碗一杯分から炊くことができます。
テレビ
持っていない人も少なくないので、マストではありません。ドラマなどはTVerなどを使えばスマホやパソコンから無料で正規に視聴できます。買うとNHKの受信料の支払い義務が発生する点もデメリットです。
サイズは19型~24型(「V」と表記されている場合も)を使っている人が多いです。テレビゲームで遊ぶ人は32型がいいと思います。木造や鉄骨のアパートだと、テレビをつけると隣の部屋に音が聞こえてしまうので意外と使いづらかったりします。
ドライヤー
必要な人は購入しましょう。
男子は持っていない人も少なくないです。誰かが泊まりに来るようになると「ドライヤー無いの?」と言われてしまうことがあるので、その時が来る前に準備しておくことをおすすめします。
扇風機
暑くなってから購入するか考えたらOKです。私は1回生の夏に購入しましたが、オフシーズンの収納場所に困ったのでエアコンだけで乗り切った方が諸々コスパが良かったのではという気もします。扇風機を買うにも3千円くらいの出費でした。
こたつ
持っている人と持っていない人が半々くらいです。
私は勉強机でご飯も食べていたのでこたつは買いませんでしたが、勉強机と食事用の机を分けたいときはこたつ机があった方が良いと思います。特に友人などが遊びに来て、私のようにこたつ机が無いと床の上でご飯を食べたりすることになるので不便です(結局、こたつではない折り畳み机を買った)
ただし一人暮らしの部屋はあまり広くないので、勉強机とこたつ机を両方置くと部屋が狭くなります。「4畳半」の部屋に住んでいた後輩はこたつ机しか持っていませんでした。ただし、こたつ机で勉強するのはかなり厳しいです。特に冬の時期はすぐに眠くなります。勉強会のはずが睡眠会になります。
安く済ませるなら
生活家電をすべて買い揃えると10万円以上、さらにパソコンを買うと別途10万円以上かかります。安く済ませたいときはハードオフなど中古家電のお店や、更に安く済ませるならジモティーやメルカリを探してみるとよいでしょう。冷蔵庫や洗濯機は10年以上問題なく使うことができるので、5年落ちくらいのものを買っても卒業まで問題なく使うことが出来ます。
ただし中古家電は運搬・設置サービスが無い場合もあるので、運搬や設置についてはよく検討しましょう。持ち歩けるサイズの家電(炊飯器、ドライヤー、シーリングライト、掃除機など)は中古で買ってお店から自分で持ち帰ってもぜんぜん問題無いと思います。